花と暮らしのブログ

お花とともにお正月をあじわう

2022.01.07

花と暮らし

明けましておめでとうございます。年が明け、そろそろ松の内も過ぎる頃です。

日本では、年末から年越し、年明けから三が日、松の内・・・など
新年を迎えるために様々な準備やお迎えをお花とともに過ごしてきました。
古い習わしを行うおうちは少なくなってきましたが、
今改めて意識してみると面白いものです。
ちいさめの門松を飾ってみる、南天や千両を飾ってみるなど、
小さなことでも始められることはたくさんあります。













年末の12月28日ごろまでに、もしくは12月30日に玄関先に飾るのが門松としめ縄です。
12月29日を避けるのは、「苦」につながるから。
そして大晦日の12月31日も「一夜飾り」となってしまうので避けましょう。
門松としめ縄は、取り外す時期も決まっています。
松の内(まつのうち)、と呼ばれる1月7日ごろが過ぎたら取り外します。
関西では、1月15日ごろまでが松の内になるようです。
地域によって習わしは違うのも面白いです。
飾り終わった門松としめ縄は、1月15日の小正月に氏神様で行われる
「どんど焼き」や「お焚き上げ」で焼き上げ、正月に終わりを告げます。
このときの火で焼かれたお餅やお団子を食べると、
一年健康でいられるといわれています。

門松やしめ縄は、神様をお迎えするためのものなので、
きちんと締めをしてやっと一年が始まる、ということですね。
お飾りの意味を知っていると、自然と背筋が伸びるような、
神聖な気持ちで一年をスタートできます。
今ではとてもおしゃれな門松やしめ縄があるので、
おひとり暮らしの方でも取り入れやすいのがいいところですね。

花年でも、毎年ご好評いただいている「お正月スワッグ」を販売しました。
Instagram”お正月スワッグ”
すべて異なるデザインで、どなたでも取り入れやすいオリジナルデザインです。
今年の終わりにも販売予定ですので、ぜひお手に取ってみてください。

年越しを派手に祝うだけでなく、じっくり新年の始まりを味わってみてはいかがでしょうか。
花年が思いを込めて、皆様の新年をお祝いします。